『画期的!』Chromebook のナウな特徴
『何か新しいノートパソコンが欲しいな。』『コストパフォーマンスのいいものはないか?』
こんなことを考えるようになり、色々リサーチをしていた所、Chromebookというノート
パソコンの存在を知りました。
僕はこのChromebookを初めてお目にかかった時、なんて斬新なんだと感銘しました。
米国ではすでに教育現場などで使用されているらしいのですが、日本ではWindowsやMacが主流であり、まだまだ知名度は高くないなという印象を持ちました。僕はこのChromebook
の良さを皆さんに知って欲しいと思い、ブログにまとめることにしました。
Chromebookとは?
Chromebookとは、Google社がLinuxカーネルをベースに開発したオペレーティングシステム Google Chrome OSが内臓されたノートパソコンです。Webブラウザで全ての作業を行う
ことをコンセプトとし、高性能なCPUやメモリを必要としないので低価格で流通しているのが特徴です。(1万〜5万 2、3万円代が主流)
Chromebookのメリット
1、データはクラウドに保存
ChromebookにはGoogle Chromeしかインストールされておらず、内臓ストレージも16gbか32gbの2パターンしかなく、とても少ないです。しかし、保存データは全てGoogle drive上に保存されるので、ストレージ容量が少なくても問題がありません。また、今まで使ってきたGoogleアカウントがあれば、同期を行えば引っ越しもすぐに終わらせることもできます。物理的にChromebookが破損しても、データが飛ぶようなことはありません。
2、起動が速い
WindowsやMacのパソコンは、パソコン起動時に内臓ストレージにインストールされたソフトウェアが起動します。ソフトウェア起動にはメモリを消費します。つまり、ソフトウェアの数が増えれば増えるほど起動時メモリの消費が激しくなり、パソコンの起動に必要なメモリが少なくなって起動時間が長くなってしまいます。ChromebookはChromeしかインストールされていないので、メモリ不足に陥ることがなく、あっという間に起動が完了します。起動時間の長さにストレスを抱えることがありません。
3、Androidアプリを使用することが出来る。(一部のChromebookに限る)
Androidのスマートフォンを使用している方なら分かっていると思いますが、Androidのアプリの種類は星の数ほど存在します。一部のChromebookには、Google play ストアが対応しており、Androidアプリをインストールすることができます。Androidアプリが使用出来ることによって、Chromebookの汎用性がぐーんと上がります。
(例 LINE twitter Facebook Office など)
4、自動でアップデートしてくれる。
Chromebookはosのアップデートが自動で行われます。この時にユーザー側が行う事は何もありません。「次の日電源を入れたらosが最新版にアップデートされてた。」なんてことが起こります。ただし、自動アップデートには有効期限があり、その機種の発売から5年くらいが有効期限期間となっているようです。(ハードウェアが古くなり、アップデートに対応できなくなるのが原因だそうです。)
5、セキュリティソフトがいらない
ChromebookはWebアプリで作業を行うので、新しくアプリケーションをインストールする必要がありません。なのでChromebookはフリーのアプリケーションをインストールすることができません。一見デメリットに見えるかもしれませんが、フリーソフトにありがちなコンピューターウイルスがパソコン内に侵入することもありません。
Chromebookにはサンドボックスと呼ばれるものが搭載されています。サンドボックスとはウイルスに感染したページを開いても、それ以外のタブやアプリ、その他の要素には何も影響を与えないという技術です。これにより、ウイルスによる脅威を最小限に抑えることができます。
Chromebookには確認付きブートという技術があります。確認付きブートとはウイルスによって、パソコン内部に被害が及んだ場合、システムがそれを察知し、システムの自己修復が行われ、新品状態にリフレッシュされる機能です。
Chromebookにダウンロードされたデータには暗号化されます。データが盗まれても復元や情報漏洩を防ぐことができます。
Chromebookが正常に動作できなくなった場合、復元モードを利用してChromebookを復元することができます。ただし、データは全て消えます。
6、安い・省電力
上でも述べましたが、Web上で全て完結するのでパソコン自体の要求スペックが高くなくても大丈夫です。よって低価格で購入することが出来ます。2万円レベルのものでも普通に動作し、3万円払えば性能のいいChromebookが手に入ります。また、低スペックなので消費電力も少なく、バッテリーの持ちも良いというメリットも存在します。
Chromebookのデメリット
1、ネットに繋がっていないと出来ることが大幅に減る
ChromebookはWeb上で作業をすることを前提としているので、オフラインで出来ることはかなり制限されてしまいます。一応Google drive内のファイルの編集、メモ、ローカル保存した画像編集や音楽再生くらいは出来るそうです。しかし、これらを行うならWindowsのパソコンで十分です。
2、フリーソフトが使えない
セキュリティの欄でも述べましたが、Webアプリで作業を行うので、そもそもフリーソフトをインストールを行うことが出来ません。WindowsやMacで使用出来る便利なフリーソフトを一切使用出来ないのは大きなデメリットになります。Microsoft Office や itunes などのソフトももちろん使用出来ません。しかし、Google Play ストア 対応のChromebookなら、Androidアプリである程度カバーすることが出来ます。
3、高負荷のかかる作業を行うことが出来ない
Chromebookは低スペックで動いているので、高負荷の作業には向いていません。
例 ・動画編集
・ソフトウェア開発
・ゲーム
・シミュレーションソフト
・CAD
メインPCとして使用するにはChromebookでは不安です。
4、USB接続でプリンターを使用出来ない
ChromebookにはGoogleクラウドプリントという機能があり、クラウド上からプリンターの操作を行って印刷することが出来ます。そのため、Chromebookにはプリンターのドライバーを必要とせず、インストールすることも出来ません。また、プリンター側もGoogleクラウドプリントに対応している機種でなければならないのもデメリットとして挙げられます。
5、ストレージ容量が少ない
クラウドでデータを保存するため、Chromebook自体のストレージ容量はとても少ないです。多くても32gbくらいです。データをローカルで保存したい場合、追加でSDカードやUSBメモリを用意する必要があります。
6、国内でChromebookを扱っている店舗が少ない
WindowsやMacに比べるとChromebookはどうしても知名度が下がるので、家電製品店で見かけることがあまり多くありません。Chromebookコーナーがあったとしても、機種の数がとても少ない場合がほとんどです。
Chromebookに向いている人、向いていない人
ここまででメリットとデメリットを挙げてきました。まとめると、
Chromebookに向いている人
・サブPCとして欲しい人
・Google drive を活用している人
・フリーソフトを使わない人
・ローカル保存をしない人
・Androidアプリを使いたいけどキーボードも使いたい人
Chromebookに向いていない人
・メインPCとして使いたい人
・クラウドをあまり使わない人
・フリーソフトを活用している人
・データは主にローカルで保存している人
・ゲームをしたい人
となります。Chromebookが気になった人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。